1.リングのロウ付け
指輪やバチカン などを作成する場合、切り目を埋めるために銀ロウを使って接合することを「ロウ付け」と言います。
銀ロウとは、母体の銀点の低い 金属(銅、亜鉛、カドミウム、ニッケル、スズを混ぜて、一種の接着剤として用いる事により、母材自体を溶融させずに複数の部材を接合させる ためのものです。
①バチカンや薄いリングの場合ペンチで適当な大きさの輪を作り、彫金用の糸のこで、切断します。
ペンチで、形を整え、切れ目をきれいに合わせるため、合わせ目を糸鋸で切ります。
切れ目をきれいに合わせます。
切れ目に酸化しないようフラックスを塗り、バーナーで火を当てた後、銀ロウを置いて、バナーで火を当てます。
ロウが解けたら、水で冷やします。
きちんと裏までつながっているかチェックし、酸で洗った後、表面を磨きます。