色々やってみたことを紹介します。

カテゴリー: 宝石の勉強

宝石について勉強する前に

これだけ知っていれば後の勉強でなるほど~と考えられるように なるよ

はじめての宝石図鑑

宝石の「種類」と「仲間」がわかるページ

「コランダムって石の名前?」「ルビーとサファイアは別の石?」という疑問を、できるだけやさしく説明します。宝石名は、鉱物そのものの名前だけでなく、色・見え方・産地・流通上の呼び名が混ざっているため、最初は複雑に見えるのです。

最初に結論:コランダムは「鉱物種」の名前です。そのうち赤い宝石質のものをルビー、赤以外の宝石質のものを基本的にサファイアと呼びます。ブルー、ピンク、イエローなどはサファイアの色による呼び分けです。

まず覚えたい6つの言葉

1 鉱物種

成分と結晶構造で決まる基本の名前

自然界の物質を、化学組成や原子の並び方などで分類した名前です。

例:コランダム、スピネル、石英、ベリル
2 変種・宝石名

同じ鉱物の中の呼び分け

色、透明度、含まれる微量元素などにより、特別な宝石名が付くことがあります。

例:コランダム → ルビー、サファイア
3 グループ

性質の近い複数の鉱物のまとまり

ガーネットやトルマリンのように、一つの石名に見えても、実際には複数の鉱物をまとめたグループ名の場合があります。

例:ガーネット・グループ → パイロープ、アルマンディンなど
4 色名

同じ種類を色で選びやすくした名前

鉱物種が同じでも、色によって外観と希少性、価格が大きく変わるため、色名を付けて区別します。

例:ピンクサファイア、イエローダイヤモンド、ブルースピネル
5 光学効果名

光の見え方を表す名前

星、猫の目、虹色など、石の内部で起きる特徴的な光の効果を名前に加えます。

例:スターサファイア、キャッツアイ、遊色オパール
6 流通名・産地名

市場で使われる呼び名

販売しやすくするための名称や、有名な産地を添えた名称もあります。鉱物学上の正式名とは限りません。

例:パライバ・トルマリン、コロンビア産エメラルド

コランダムを例にすると

コランダム(鋼玉)

主成分は酸化アルミニウム(Al2O3)で、モース硬度は9。純粋に近いものは無色ですが、微量成分によって赤、青、黄、緑、ピンクなどになります。

赤色:ルビー / 赤以外:サファイア

コランダム
→
ルビー(赤)ブルーサファイアピンクサファイアイエローサファイアグリーンサファイアホワイトサファイアパパラチアサファイアスターサファイア
硬さだけでコランダムになるの?いいえ。硬度9はコランダムの大切な特徴ですが、種類を決めるのは硬さだけではありません。化学組成、結晶構造、光学的性質などを合わせて判定します。たまたま硬さが近い石があっても、それだけで同じ鉱物にはなりません。

よく見る宝石の「親子関係」

左が鉱物種またはグループ、右が宝石店や図鑑でよく見る名前です。

ベリル(緑柱石)
→
エメラルドアクアマリンモルガナイトヘリオドールゴシェナイトレッドベリル
石英(クォーツ)
→
水晶アメシストシトリンローズクォーツスモーキークォーツカルセドニーアゲート
ガーネット・グループ
→
パイロープアルマンディンスペサルティングロッシュラーツァボライトデマントイド
トルマリン・グループ
→
ルベライトインディゴライトグリーントルマリンパライバ・トルマリンウォーターメロン・トルマリンショール
長石グループ
→
ムーンストーンラブラドライトサンストーンアマゾナイト
クリソベリル(金緑石)
→
アレキサンドライトクリソベリル・キャッツアイイエロークリソベリル
スピネル
→
レッドスピネルピンクスピネルブルースピネルコバルトスピネルブラックスピネル

少し特別な分類

ジェード(翡翠)

「翡翠」は一種類の鉱物ではありません。主にジェダイト(硬玉)とネフライト(軟玉)という異なる二つの素材を含む宝石名です。

オパール

規則正しい結晶構造をもたないため、厳密には一般的な結晶質鉱物と異なる準鉱物として扱われます。ブラック、ホワイト、ファイア、ボルダーなどの呼び分けがあります。

真珠・琥珀・珊瑚

鉱物ではなく、生物に由来する有機質宝石です。ただし、宝飾品に使われる大切な宝石として図鑑に掲載されます。

ダイヤモンド

鉱物種としてはダイヤモンド一つですが、無色のほか、イエロー、ピンク、ブルー、グリーン、レッドなど、色別に詳しく分けると選びやすくなります。

主な仲間を早見表で確認

鉱物種・グループ 主な組成 モース硬度 代表的な宝石名
コランダム Al2O3 9 ルビー、各色サファイア
クリソベリル BeAl2O4 8.5 アレキサンドライト、キャッツアイ
スピネル MgAl2O4 8 レッド、ピンク、ブルーなどのスピネル
ベリル Be3Al2Si6O18 7.5~8 エメラルド、アクアマリン、モルガナイト
トルマリン・グループ 複雑なホウケイ酸塩 7~7.5 ルベライト、インディゴライト、パライバ系
ガーネット・グループ 複数のケイ酸塩鉱物 6.5~7.5 パイロープ、ツァボライト、デマントイド
石英 SiO2 7 水晶、アメシスト、シトリン
長石グループ 複数のアルミノケイ酸塩 6~6.5 ムーンストーン、ラブラドライト、サンストーン
ジェダイト/ネフライト 別々のケイ酸塩鉱物 約6~7 どちらも「翡翠」と呼ばれる
オパール 含水シリカ 5.5~6.5 ブラック、ホワイト、ファイア、ボルダー

※硬度には個体差や測定上の幅があります。硬度は「傷つきにくさ」の目安で、割れにくさを表すものではありません。

宝石図鑑はこの順番で見ると簡単です

まず「鉱物種・仲間」を見る

その石の基本的な正体を確認します。例:ルビーの鉱物種はコランダムです。

次に「種類」の表示を見る

鉱物名、色による変種、光学効果、流通名、産地別のどれなのかを確認します。

色・硬度・産地・価格帯を比べる

同じ仲間でも、色、透明度、内包物、カット、重さ、処理の有無、産地などにより価値は変わります。

品質比較の3画像を見る

高品質・標準品質・低品質の画像は、見た目の傾向を理解するための例です。写真だけで価値や真贋を確定することはできません。

大切なポイント宝石名は一つの規則だけで付けられているわけではありません。「鉱物学上の名前」「色や見え方による名前」「市場で使われる名前」を区別して読むと、複雑な図鑑がぐっと分かりやすくなります。

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表記について:本ページは初心者向けに分類を簡略化しています。流通名の定義や処理表示には地域・機関による違いがあるため、売買や鑑別では信頼できる鑑別機関の最新情報をご確認ください。

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