色々やってみたことを紹介します。

タグ: ロウ付け

石留(2)大きなターコイズペンダントヘッド

前回は小さいターコイスでペンダントヘッドを
作成しましたが、

今回は長さが5cmぐらいあるちょっと変わった
ターコイスの石を使ってみました。
(ものすごいお気に入りです。)

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まずは、溶かした銀を金型に流して,地金伸ばし機で
5mm角ぐらいまで伸ばしていきます。

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それを2mmぐらいまで伸ばして枠に使う
棒を作っていきます。

つぎにこの平ぺったい板の片方の先の膨らんだ部分を、
糸鋸でまっすぐに切り落とします。

それから石の周りにぐるっと巻いて、
少し長めのところでもう一方も糸鋸で切り落とします。

なんども石に合わせてちょうど良いところに
なるように何度も合わせ目の部分を糸鋸で切ります。
まっすぐにきれいに切れると、ロウ付けがやりやすく
なります。

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きれいに切れたらロウがよくなじむようにフラックスを
よく塗ってガスバーナーで火を当てます。
(ぷくぷく白い泡になります)
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次に耐熱の石こう版の上でロウ付けをします。

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耐熱の石膏板      ロウは2mm角に切って

こんな形になりました。

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石がすとんと入るように石の形にぴったり合わせます。

あらかじめ作ってあった1mmほどの板を長丸の
枠より少し大きめに切ってにロウ付けします。

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枠にぴったり合うようにやすりで余った部分を
削り取ります。
DSC02366 - コピー

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石がすとんと入りました。
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枠に石を止めるために切れ目を入れ、丸環作りに入ります。

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丸環を枠につけるために枠に穴をあけ
銀で作った針金に通して、枠にロウ付けしました。

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枠が完成しました。

底に金属用の接着剤をつけ、石を入れて、
枠の切れ目を入れた部分をたたいて石が落ちないように
しました。

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こんなんできました。

 

ターコイスペンダントヘッド

 

なかなかなもんでしょ!

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彫金 ロウ付け

1.リングのロウ付け

指輪やバチカン などを作成する場合、切り目を埋めるために銀ロウを使って接合することを「ロウ付け」と言います。

銀ロウとは、母体の銀点の低い 金属(銅、亜鉛、カドミウム、ニッケル、スズを混ぜて、一種の接着剤として用いる事により、母材自体を溶融させずに複数の部材を接合させる ためのものです。

①バチカンや薄いリングの場合ペンチで適当な大きさの輪を作り、彫金用の糸のこで、切断します。

ペンチで、形を整え、切れ目をきれいに合わせるため、合わせ目を糸鋸で切ります。

切れ目をきれいに合わせます。

切れ目に酸化しないようフラックスを塗り、バーナーで火を当てた後、銀ロウを置いて、バナーで火を当てます。

ロウが解けたら、水で冷やします。

きちんと裏までつながっているかチェックし、酸で洗った後、表面を磨きます。